俺のソース

新聞などに取り上げられた科学ニュースのソースとなった論文を解説少なめで紹介します。 @OrenoReSource で再放送しています

時差ぼけ解消の鍵を握るホルモンを確認 -京都大 岡本均教授

 

体内時計をつかさどる脳の組織が分泌するホルモンの働きを化学物質で抑えることで、時差ぼけの軽減にマウスの実験で成功したと、京都大の岡村均教授らが米科学誌サイエンス電子版に発表した。

 

岡村教授らは視交叉上核が盛んに分泌するホルモンに着目。2種類の化学物質を与えてこのホルモンの働きを抑えたマウスと正常なマウスを、普段の消灯時間より8時間早く暗くする環境に置き、行動を比較した。

 

この新聞記事のもととなった論文はこちらです。

Mice Genetically Deficient in Vasopressin V1a and V1b Receptors Are Resistant to Jet Lag (Science. 2013 Oct 4)

 

ホルモンとはバソプレッシンのことです。

この雑誌のインパクトファクターは31.027です

主著者は山口賀章助教と鈴木暢研究員の二人、責任著者は高橋淳教授です。

研究室のHPはこちらです。 

 

 

バソプレシンと受容体拮抗―その基礎と臨床

バソプレシンと受容体拮抗―その基礎と臨床

 

 

 

Fluid Management Renaissance 1ー2 特集:バソプレシンと受容体拮抗薬の臨床応用

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