俺のソース

新聞などに取り上げられた科学ニュースのソースとなった論文を解説少なめで紹介します。 @OrenoReSource で再放送しています

iPS細胞の自家移植で拒絶反応がないことを霊長類で確認-京都大 高橋淳教授

 

 

カニクイザルの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した神経細胞を同じサルに自家移植した場合、ほとんど拒絶反応が起こらないことを確認したと発表した。

 

これまで、マウスなどの実験では、自家移植でも拒絶反応が起こるという研究があり議論が続いていた。

 

この相違についてはプレスリリースを御覧ください。

 「もともと脳は免疫反応が弱い」ということでiPS由来の神経細胞の移植は実用性があるのかもしれないですね。

 

この新聞記事のもととなった論文はこちらです。

Direct Comparison of Autologous and Allogeneic Transplantation of iPSC-Derived Neural Cells in the Brain of a Nonhuman Primate (Stem Cell Reports. 2013 Sep 26)

 

この雑誌のインパクトファクターは25.421です

主著者は森実飛鳥助教、責任著者は高橋淳教授です。

研究室のHPはこちらです。 

 

 

幹細胞 (再生医療叢書)

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iPS細胞大革命 ―ノーベル賞 山中伸弥教授は世界をどう変えるか―

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この一冊でiPS細胞が全部わかる (青春新書INTELLIGENCE)

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