俺のソース

新聞などに取り上げられた科学論文のソースを解説少なめで掲載します。 @OrenoReSource で再放送しています

老化遅らせる遺伝子の仕組み解明-ワシントン大 今井真一郎准教授

 

脳の視床下部とよばれる部分でだけサーチュインの働きを強めたマウスを遺伝子操作で作った。このマウスは人の70歳にあたる18カ月になっても、行動量の減少、体温や酸素消費量の低下、筋肉組織の乱れなど老化に伴う現象がみられなかった。

平均寿命も普通のマウスに比べ、メスで131日(16%)、オスで77日(9%)延びた。視床下部で遺伝子が働くと特定の神経を通じて筋肉に信号が届き、筋肉が若く保たれることで老化が妨げられるという。今井さんは「長い論争に決着をつけることができたと思う」と話している。

この新聞記事のもととなった論文はこちらです。

Sirt1 Extends Life Span and Delays Aging in Mice through the Regulation of Nk2 Homeobox 1 in the DMH and LH (Cell Metab. 2013 Sep 3;18(3):416-30. doi: 10.1016)

 

掲載誌のCell Metabolism誌はトップジャーナルであるCell誌の姉妹誌で、metabolism と homeostasis関連の論文を掲載します。

雑誌の評価となるインパクトファクターは14.619です。(本家のCell誌は31.957)。

 

第一著者の佐藤さん、責任著者の今井真一郎准教授の所属するワシントン大の解説はこちら

 

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